ごあいさつ
歴史と風土によって醸成された日本人の感性とワザは、日本の伝統文化の中に息づき、世界に誇る多様な文化資産を創ってきました。時を経て、脈々と受け継がれてきた伝統文化は、日本が文化的・社会的な発展を遂げる際の恵みある土壌や、私たちがふとした時に立ち返る心の拠りどころとなります。
ポーラ伝統文化振興財団は、こうした素晴らしい日本の伝統文化を未来に繋いでいくために、42年に亘り活動を続けております。
本展では、「第41回伝統文化ポーラ賞」受賞の皆さまが、ご自身の人生をかけて磨いてこられたワザや、情熱を持って伝承されてきた地域の文化を、「Birth それぞれの始まり」と題し、皆さまにご紹介いたします。日本の大切な伝統文化が未来に繋がるBirthの瞬間や、受賞者の方々の思いを肌で感じていただければ幸いです。
公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団
理事長 小西 尚子
財団事業紹介
顕彰事業
「伝統文化ポーラ賞」の候補者について、全国各地より推薦を募り、専門家からなる選考委員会での審議を経て、受賞者を決定しています。
・これまでの実績――336件 (個人・団体)
助成事業
日本の無形の伝統文化の保存・伝承において、今後の成果が期待できる事業に対して、補助的な支援を行っています。
・これまでの実績―― 103件 (個人・団体)
保存記録作成事業
無形の文化財である伝統文化の記録映画を制作・一般公開することで、後継者育成や伝統文化の普及活動を推進しています。
・これまでの制作数――49作品 (伝統工芸26作品、伝統芸能4作品、民俗芸能18作品、その他1作品)
その他事業 (普及活動・作品の収集保存)
各地の教育機関、博物館などと連携し、伝統文化の普及イベントを開催しています。
その他、機関誌『伝統と文化』の発行、工芸作品の収集保存も行う他、近年では、SNSを活用した情報発信にも力を注いでいます。
Youtube: 言葉では表現しきれない無形の伝統文化を、直感的に楽しんでいただける動画を配信しています。
Facebook・Twitter: 無形の伝統文化の魅力を掘り下げて発信。HPと連動して、最新のイべント情報だけでなく、活動報告も行っています。